田七人参が金不換と呼ばれる理由

田七人参は、現存する人参属植物の中では、最も原始的なものと推定されています。 中国の著名な植物学者らは「田七人参は第三記古熱帯に遺留された植物で、わずかに雲南省および 広西省にしか分布していない」と指摘しています。
この雲南省と広西省が接している海抜1200~1800メートルの山地で、田七人参は長年の風雪に耐えながら「生きた化石」あるいは「古代の証人」として生きのこってきました。
田七人参ははるか昔から「人間の血液の需要に応じて変化する、摩訶不思議な効能をもった聖薬」として珍重されてきたのです。
ウコギ科人参属の植物の根菜で、7年かけてやっと育つために田七とよばれるようになりました。田七はまたの名を「三七」「田三七」ともいいますが、これは田七が育って収穫できるようになるまでに3~7年かかるところから、そうよばれるようになったという説もありますが、本当は、田七の葉の形態が、茎に葉がついているところが3つで、それぞれに7枚の小葉が手を広げたように出ているところから名付けられたのが真相のようです。
いったん収穫すると、その後、その土地は10年間、雑草も生えないほどにやせ細ってしまうと言われています。土壌の栄養分をことごとく吸い上げてしまった田七人参は、色は黒褐色で、固い石の塊のようにごつごつしていて、朝鮮人参や西洋人参とは似ても似つかぬ形をしている。食しようにも、そのままでは文字通り歯が立ちません。 田七人参はこのように成長するまでが難物で、量産できないために、中国では別名「金不換」つまり「お金に換えられない」と言われているほど貴重なものとされていたのです。